気と経絡について
◆ 病は気から?
それではここでちょっと話を掘り下げてみたいと思いますが、「病は気から」と言いますが、「気」と「心」とは、とても密接な関係があります。東洋医学においても、喜・怒・憂・悲・思・恐・驚と言って、七つの感情の乱れが病を起すとされています。
同じような病状に同じような治療をしてもその効果に大きな違が出ることがあります。一方の人は次第に病状は改善されていくのに、一方の方はどんどん悪化していく、というような事があります。この差は何処から来るのか、という事が研究され、その結果「心(の持ち方)」が大変な影響を与えていることがわかってきています。身体は心が感じたこと、思ったことに対して微妙に反応を現すわけです。東洋医学では「心身一如」と言って、これら心と身体の肝経には密接な関係があり、互いに影響し会っていて心を平穏に保つことが健康を保つために大切であることを説いています。
もう少し言うと、心の変化が気の流れ・気の働きに大きな影響を与えてしまうのです。
私たち治療家は必要に応じて治療を施しますが、やはり大事なことは患者さん自身の病気に立ち向かう勇気、心構えが病を癒すためには欠くことのできない大切なことなのです。
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■脉診流(みゃくしんりゅう)
『小林鍼灸院』
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