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小児鍼(しょうにしん)について

小児鍼(しょうにしん)は名前どうりに 小児に対して施す鍼(はり)治療のことです。大人に比べてかなりソフトで赤ちゃんでも安心して治療を受けていただくことができます。
小児鍼は、次のような症状に効果があります。

夜泣き、かんの虫(かんのむし)、乳吐き、よく人に噛み付く、キーキーかん高い声を出す、夜尿症(おねしょ)、便秘、下痢、所かまわず頭をぶつける、食欲がない、よく熱を出す、小児喘息、気管支炎、アトピー性皮膚炎、肩こり、首こり、よく風邪を引く、風邪を引くとなかなか治らない、鼻水が出る、何となく元気がない、扁桃炎、歯ぎしり、熱が出るとひきつける、あせもや湿疹がひどい、不機嫌な時が多い、成長痛、捻挫、慢性中耳炎などです。

関西地方では、昔から小児鍼が盛んに行われていたようです。中には江戸時代から何代も続いた小児鍼の家もあって、患者はほとんど子供というところもあります。
小児鍼の鍼には、皮膚を擦る、掻く、皮膚に触れるなどの軽い刺激をあたえるだけの特別な鍼を用いています。小児鍼の対象年齢は、産まれてすぐの赤ちゃんから5〜6才位までですが、概ね小学6年生までを当院では対象としています。
治療時間は5分程度で終了します。お母さんが腰掛けて抱っこしたり、そばにいてもらって治療しますが、最初は白衣を見たりすると、それだけで泣きわめいてしまう子供もいますが、痛くなく気持ちの良いことが分かると二度目からは機嫌良く治療を受けてくれるものです。

鍼灸は、病院と縁が切れない子に、ぜひ試してほしい療法です。子供のことでお悩みのお母さん、是非一度、ご相談ください。

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